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不安要素を解消しよう

カウンセリング

副作用への対処法

うつ病は気持ちの問題ではなく、脳の神経伝達物質のバランスが崩れたことによって起きているものなので、薬物治療を行うことにより、その辛さを軽減することが可能です。しかし、うつ病の治療のための薬を服用し続けるということに対して不安を抱く人も少なくありません。特に抗うつ剤は副作用への懸念から服用を拒否したり、途中で飲むのをやめてしまう人も多いです。近年開発された抗うつ剤の場合、比較的副作用は少ないですが、患者によっては副作用が出る場合もあります。しかし、すべての人にあらわれるものではなく、そのあらわれ方にも個人差があります。主治医は、患者の状態に合わせて、一番有効だと考えられるものを処方するので、副作用が怖いから服用は避けたいというのではなく、副作用が出た時の対処法を話し合いながら薬による治療をすすめていくのが基本です。この副作用のほとんどは服用を中止すれば消えていきます。副作用がとても強い場合には、服用の中止や変更も考慮されますが、効果とのバランスをみながら慎重に行うことが重要です。たとえば、副作用には眠気があります。2、3日すると慣れることも多いので、様子をみながら服用を続けるようにします。神経を休めるためにはよい作用でもありますが、食事もとらずに眠り続けてしまうような場合は、主治医に連絡することが大事です。そして、便秘はやや多めの水分をとるようにします。加えて、腹部のマッサージや運動も効果的ですが、エネルギーが枯渇している状態のときには、休養を優先し、調子が良くなったからマッサージや運動を始めるようにすることが大事です。また、口の渇きに関しては、お茶を一口ずつ何度もすすったり、たびたびうがいを試みます。レモンのしぼり汁をいれた水やシュガーレスガム、のど飴などでも緩和可能です。人口唾液の噴霧や副作用止めの薬が有効なこともあるので、医師に相談するようにします。ほかにも、起立性低血圧といって、立ち上がった時にふらつきがみられることもあります。人によっては歩き始めて少し経過してから血圧が下がる場合があり、ひどいときは転倒につながることもあるほどです。寝ている状態から起き上がるときは、一気に起き上がらずにベッドなら足を下におろし、一度座りなおしてから立ち上がるようにします。加えて、排尿困難などには副作用止めを用いることで緩和できますが、ひどい場合には服用の中止、変更を行うことが可能です。このようにうつ病による服薬では対処可能な副作用もありますが、まれに三環系や四環系の抗うつ剤により重篤な副作用が生じることがあります。頻度は非常に低いので心配しすぎることはありませんが、悪寒や発熱、意識がなくなるなどの症状が出た時には、すぐに主治医に相談します。常日頃から、主治医と信頼関係を築き、自分の状態や薬に関する影響を診察の中で話しておけば、すぐに対処が可能です。うつ病の薬は辛い症状を緩和し、早く治すために服用するものですから、恐れずに医師の指示どおりにきちんと容量や服用の回数を守って根気強く治療を続けていくことが大事です。周囲も飲み忘れがないか、何かおかしな症状がでていないかを見ておくことが重要になります。